画像はヒクオなどと呼ばれている改造方法ですが

レースの入賞者のミニ四駆で画像右のようにネジが短くなっている物があります

今回はこのようなネジの作り方を紹介します

 

 

 

使うネジは「2×38mm 両ネジ シャフト」

工具は右の丸い、ダイスという道具ですミニ四駆には2mmサイズを使います

本来は上のダイスハンドルを使うのですがミニ四駆のサイズでは使いません

 

 

 

まずはFRPへの固定部分から行います

矢印の間にネジが無いところがあるのでここにネジ山を作ります

 

 

両ネジシャフトの短いほうをダイスに軽く動きが止まるまでねじ込みます

そこからボックスレンチでさらに力をこめて右に半回転回し、左に1/4回点戻します

また右に半回転、左に1/4回転とネジの根元に当たるまで繰り返していきます

この時ボックスレンチに一箇所しるしを付けておくと分かりやすくなります

 

 

 

出来上がったのがこちらです、これで間にスペーサーをかませずに固定出来ます

 

 

 

必要なネジの高さを測るため仮組みします

高さを低くするためにバネを半分に切ります

画像のように組み立てて、必要な高さまでユニットが上がるか確かめ

矢印の間が何mm必要か測ります、今回は6mmでした

 

 

 

両ネジシャフトの長いほうに6.5mmのスペーサーを間に入れ

ダイスでネジ山を作っていきます

 

 

上がネジ山を作った両ネジシャフトです

仮組みし、しっかり動くことが分かったら余計な部分を切断します

 

 

 

方法の一つにリューターにダイヤモンドディスクを付けて切断し

ダイスに通してネジ山を作り直す方法があります

 

 

 

他に電工ペンチを使う方法があります

電工ペンチという工具の一部にボルトカッターの機能が付いている物があります

 

 

 

赤丸のようにM2と書いてあるものがミニ四駆の2mmネジに使えます

しかし2mm対応のボルトカッターが付いている電工ペンチは

ごく一部なので購入する時はご注意ください

 

 

 

切断する時はM2の穴にネジを回していきます

奥まで回していきペンチを握ると

ペンチの厚みの3mmを残して切断されます

 

 

 

間にスペーサーを挟んで皿ビスやネジを入れて好きな長さに切断も出来ます

間にスペーサーを入れずに、ペンチを握るとネジがガタついて

うまく切断できないときがあります

スペーサーを挟んでしっかり締め付けてから切断しましょう

※この電工ペンチは本来ステンレスネジの切断には対応していませんが

 2mmステンレスネジなら簡単に切断出来ます

 しかし本来の使用範囲ではないのでステンレスネジの切断は自己責任で使用してください

 

切断された両ネジシャフトと、それを使って組み立てた物です

左の通常の長さと比べると右のようにかなり低くできました